2019年01月17日

Bitwig 3.0が発表されFully-modular system - The Gridが搭載される

Bitwig発売前から掲げられてきたNative Modular Systemの一端がFully-modular sound systemとして解禁されます。
The Gridというデバイス/エフェクトを通じ120の新規モジュールを組み合わせ独自シンセや独自エフェクターの作成が可能。

これ自前のプラグインもネスト可能と書いてありますね。
Bitwig初期段階からVSTのパラメータ全リスト表示していたのはこのためかな。
しかもOpen Controller APIによってこれらはコントローラブルであると明記されています。
じゃあMIDIコンからもモジュール操作出来ちゃうんだ、ということですね。

(修正:オープンモジュラーシステムとか言っていましたが完全に私の間違いです。Fully-modular sound systemと言い改めます。失礼しました。)


まずはBitwig公式からわかる部分をいくつか
https://www.bitwig.com/en/19/bitwig-studio-3

・モジュラーシステムThe GridはMono、Poly、FXの3タイプある
・通常時はラック内でシンプルに表示、色とグリッドの位置で外部からも構造を把握できる
・エクスパンドして全画面でエディット出来る
・モジュールはグリッドに直で並べてワイヤリングを省略することも可能
・エクスパンドすると上部にモジュールのブラウザがありカテゴリ別にビジュアル表示される
・リリース時点では120のモジュールが用意されている
・すべてのモジュールに信号の互換性がありどこにでもルーティングできる
・従来のモジュレーターから直接Grid内部のパラメータにアサインできる
・つまりDevice Panel MappingsでMIDIコンから十分制御できる
・自前のVSTプラグインもネスト可能らしい(ややあいまいな表現)
・Bitwigのデバイス、CV OutとCV Inを通じThe Gridの純粋なCV信号で外部アナログハードをコントロール可能
・ヴィジュアライズが意外とキレイ


(現時点の推測:初期に出ていたスクリーンショットでは性質の異なるモジュールも出ていたので、今回の3.0でもまだ全開ではなく徐々にDAWの根幹部分に関わるようなモジュールがリリースされると予測。単なる予想というか願望。)


ということで公式のBitwig 3.0動画です。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=46&v=-wHHbV8Zw4g




動画から確認できる部分をのせていきます。

1 Grid Layouts_and_Views.JPG

動画の中で最も情報量が多い場面です。でも読み取れる部分すくないな、、、、、
ラックの中のデバイスからエクスパンドしてさらにデタッチしてワク外して表示できることがわかります。
上部にはカテゴリ別にビジュアル付きのブラウザが確認できます。


個人的に気になるのはこの左下のシーケンス部分。できればステップシーケンサが作れると良いのですが。
2 Internal_Sequence.JPG


OSCの波形は基本的な物がいくつか確認できました。
ピッチスケーラは単なる範囲ぽいですね。Pitch Quantizeと合わせて使っています。
外部アナログハードウェアの揺れてる信号をBitwig内部で12音階にアジャストさせる用途などにも使えるかもしれない。
3 OSCs_Scaler_Pitch_Ajuster_Mixer.JPG


ヴィジュアライザはリアルタイムアナライザとメーターがキビキビ動いているのが確認できます。
モジュールの数値などの操作ノブというか制御系も用意されていますね。
ここら辺はDevice Mappingsやモジュレーターなどの従来のコントロール方法が使えるとのこと。
つまりMIDIコンからThe Grid内の任意のモジュールに手を突っ込める。
4 Visualizer_ValueKnobs_ZERO_CROSSINGS.JPG


これはラック内のThe Gridの表示。
網目状のまさにグリッド上で色と大きさと位置と範囲が把握できるようになっています。
これはシンプルで見やすいですね。
5 Grid Layout_ZoomOut_View.JPG


これはラックからエクスパンドした状態のThe Gridのモジュールブラウザ。
各モジュールの実物がカテゴリ別に表示できるようです。
6 Module_Lists_and_Browser.JPG


こちらはShaper・Saturator系のモジュールがブラウズされています。
The Gridのメイン表示の中ではSawtoothなどの波形も確認できます。
ヴィジュアル表示は1.x時代の特徴的な物もモジュールとして盛り込まれている模様。
7 Shaper_Saturator.JPG


現時点では情報がすくないのでここから予測するしかないですがなんかすでに出来上がってる感がありますね。
Bitwig 3.0のリリースは2019 Q2でベータがNamm 2019のあとから、となっています。

自分はBitwigの利便性の高さやスタビリティを最も重視していてモジュール組み合わせて自分でシンセ作るタイプではないです。
しかしBitwigのコミュニティは凄く盛り上がってますね。
自分はそういうモジュラー系の人々が作ったThe Gridの便利なネタを使わせていただきたいです!(笑)

KVRでNektarの人がちょろっとキーになる部分を述べていたんですけどNDAがあるから質問を受けても答えられないと言っていました。
でもNDAにサインしてるということはNektarはすでにBitwig 3.0対応を進めている可能性が高い。
Panoramaシリーズでの対応に期待しているというか、The Gridの内部に手を入れても平気なのは大型液晶の高い表示能力のあるPanoramaシリーズぐらいかもしれないですね。
あとはMacro4などの従来のモジュレーターでThe Gridのパラメータを掴んで、Device Mappingでこれまでのように8本のノブで操作するのが良さそう

そしてもう一つの道としてマルチタッチ完全対応のBitwigならではの、タッチで全モジュール直接操作という手段もありますね!
Bitwigの内部デバイスやパラメータやGUI類は全てマルチタッチに対応しているのでThe Gridの内部もマルチタッチで実物のアナログモジュール感覚で使えると思います。
The Gridは拡大率もついてるし複数トラックのThe Gridも表示できるようなのでマルチタッチ操作に支障はないはず。
ということでモジュラー系の人もモジュラー系ではない人にも楽しみなバージョンアップを待ちます。


その他のBitwig 3.0関連リンクはこちら。

SonicState - Bitwig Studio 3 is Coming
https://sonicstate.com/news/2019/01/17/bitwig-studio-3-is-coming/

SynthTopia
http://www.synthtopia.com/content/2019/01/16/bitwig-studio-3-promises-fully-modular-approach-to-sound-design/

Gear News
https://www.gearnews.com/namm-2019-bitwig-studio-3-goes-fully-modular-with-the-grid/

Rock On Company
https://www.miroc.co.jp/report/bitwig_bitwig-studio-3/


追記:以前使っていたDAWからBitwigに移行して、Bitwigカテゴリ100本目のエントリがちょうどBitwig 3.0の話題になりました。
タイミングが重なって自分の中で幸先いい感がある(笑)
posted by nekokick at 21:56| Comment(0) | Bitwig Studio情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。