2019年01月03日

Presonus AtomをBitwig用MIDIコン&Drum Padとして使う

持ち歩きが出来てパッドがしっかりしていて操作性の高いドラムパッドを探していました。
Presonus Atomについて調べてみたらメーカーのサイトでほとんどのDAWで使えると書いてあったのと
豊富でよく整理されたボタン類と4本のノブとパッド自体などなどが簡単にアサイン出来る事を知り
持ち歩き用のドラムパッド兼Bitwigコントローラとして購入しました。
小型ドラムパッドでありながら高い機能を持ち、それらが快適に操作出来るよう良く考えられた製品です。


自分はStudio One 4 Proも持っていますがBitwigがメインなので汎用性の高い便利なMIDIコン/ドラムパッドとして購入しました。
ドラムプラグインでマルチタッチ対応がほとんど無いので持ち歩き用としてやむをえずドラムパッドが必要になりました。

他にもAKAI MPD218やNano PadやiRig Padが候補だったのですがBitwigで使うならAtomがベストだなと。
まずはBitwigユーザーから見たAtom自体の特徴です。


--最大の特徴としては持ち歩き出来るレベルの軽さとサイズでありながら操作ボタンとノブがとても豊富な所
--21の操作ボタンはカテゴリ別に区分けプリントされていてわかりやすい
--4本のノブは「Shift + ノブ」と合わせて8パラメータ操作出来る
--ほぼ全てのボタンとノブにパラメータをアサイン出来る
--ごく一般的なMIDIアサインなのでパラメータ割り振りの快適さは使うDAWによる

--本体側が持っている機能が便利。Note Repeatとリピート速度のリアルタイム変更のパッド、VelocityのFull Levelボタン、クイック設定モードなど
--Padは本体側で8 Bank持っていて専用ボタンで瞬時に切り替え可能
--本体の設定専用ボタンでパッドの感度やドラムモードとキーボードモードの切り替え、MIDIチャンネルの設定などクイックに出来る

--パッドの質感と感度はMaschine Studioの方が良いがAtom本体で感度の設定も可能
--この小ささでもダンスミュージックでの作業が便利になるようよく研究されている
--MIDIアサインの容易さから他DAWでの汎用性の高さをかなり意識している
--Studio One 4だとより統合されていて独自機能が使える


このような部分が特徴的だなと感じます。
多すぎず少なすぎない操作パーツが使いやすいです。
普通はこのレベルの小型のMIDIドラムパッドでここまでDAWの機能を引き出せませんが、Atomでは十分なコントロール機能を持っています。
もっと大きいMIDIドラムパッドならAtomより沢山の機能を引き出せますが、Atomの20x20センチの小型サイズで実現している事にメリットを感じます。

追記:2019/1/05 MaschineStudioのパッドの質の高さと差があります。Atomのパッドは中央部分あたりを強く叩くか指の腹で押す感じが良いかも。弱く叩くと勝手にリトリガーされてしまう。
追記終わり


最も大きい部類のMaschine Studioとの大きさ比較写真です。
Maschineのパッド部分とほぼ同じ大きさで違和感なく一体化しています(笑)
With_MaschineStudio.JPG

ちなみにStudio Oneで使うと場面に応じてボタンで呼び出せるStudio One専用機能に変化がありエディットが便利になります。さすが本家本元。
AtomのStudio Oneでの挙動を見ると、PresonusとしてはAtomを使ってダンスミュージック製作者向けの機能を補強し向上させる狙いがあるのかなと思いました。

さらにAtomは汎用性の高いMIDIコンとしての側面と、本体側で便利な機能を持っている使いやすいドラムパッドとしての側面があります。
個人的に大きかったのはほとんど全ての操作パーツに機能をアサイン出来て、しかも「Shift + ボタン」が使えるのでアサイン内容を使い分けられる。

Atomは本体側でかなり機能を持っておりDAWの環境に左右されない強さがあります。
本体のPad Bankが8バンクあり専用ボタンで瞬時に切り替えられます。
8バンクですよ!
4本のツマミも「Shift + 4 Knobs」で8つのパラメータを操作できます。

Note Repeatも本体側が持っている機能です。
専用ボタンでNote Repeatをオンにして下の8つのパッドでトリガーサイクルの速さを切り替えられます。
両手フリーで使えるのでBass Music系のうねるような速度変化を持つハットとかに向いてます。

他には本体に機能設定モードに入る専用ボタンが付いていて容易に各種機能設定が変更できる柔軟な所も好きです。
その代わりエディタソフトが無いのでこれは好みがわかれるところですね。
でもMaschine Studioみたいな液晶表示が付いてなくても多彩なコントロールが使いやすいレイアウトは大きなメリットだと思います。



というわけで、ノブが8本分操作出来、16パッドは8バンク簡単に切り替えができ、両サイドにはカテゴリ別に21ボタンが見やすくレイアウトされています。

それをBitwigユーザーの自分が購入したのはどういう事かと言いますと、前回チラッと触れたDrivenByMossのGeneric Flexiを使えば これはまさにBitwigに最適なドラムパッドになるんじゃないかなと。
Generic Flexiを使えばプラグインのパラメーターバンクのページ切り替えも全てのページで可能。
Atomのノブは8本単位でRemote Controlマッピング済みのパラメータをすべて操作できます。

BitwigのポップアップブラウザをAtomから呼び出してAtom上の操作だけでプラグインの追加も出来ます。というか買ってすぐに出来るように設定しました(笑)
デバイスの選択やトラックの移動、VSTのGUI表示/格納も出来ます。
ArrangerとEditorとMixer表示の切り替えもトランスポートも完全にBitwig仕様で機能します。
ようするにBitiwig的な操作感覚をこのサイズで実現できます。

こんなに容易に他社DAWに適応できるのはPresonusがATOMの操作パーツにMIDI CCを持たせまくってくれたおかげですね。
そしてATOMのMIDI CCとNoteにBitwigの機能を簡単に割り振れるのはDrivenByMossのGeneric Flexiのおかげです。


--ということでDrivenByMossのGeneric Flexiについての説明に移ります。
最初にこの動画をみると分かりやすかったです。

https://youtu.be/1JjNaviDS5A



DrivenByMossをBitwigのExtentionに入れるとかの基本的な部分はMossのHPと動画をみるとして、
Generec Flexiを最初に使うにあたってパラメータアサインに入る前に行うことはSelectボタンでFlexi用に作った .txtファイルを選択することです。

なのでGeneric Flexi用にtxtフォーマットのファイルを作っておきます。
ファイル名は自由、入れておくフォルダは自分が管理しやすい場所に作っておきます。
例えばドキュメントフォルダにGenericFlexiというフォルダを作り、.txtファイルの名前はAtom_GenericFlexi.txtとかにしておきます。
それをSelectボタンでロケートして選択しImportボタンで取り込みます。次にExportボタンでそのままExportすればFlexiで設定ファイルを認識します。
作った設定ファイルの保存場所もそこになります。
それが済めばアサイン作業を開始できます。

ちなみにこの.txtファイルは時々バックアップしておいた方が良いです。
元フォルダからどこかバックアップ用フォルダにコピペしてファイル名に日付を付ければもしもの時にも復旧しやすい。


下の画像は現時点でアサインできるパラメータ群です。
Generic Flexiのバージョンアップで増えていきます
Generic_Flexi_1.2.JPG

自分はまずはRemote Controllのページを全てめくれて、8パラメーター全てノブで操作出来て、トラック移動とデバイス選択を最優先しました。
アサインするコツとしてAtomのどこのMIDI CCにアサインするか最初に決めておくことですが何度もマニュアルで確認するのは手間がかかります。
しかしBitwig上のGeneric Flexiのパラメータをaddする箇所がMIDIモニタにもなっているのでアサインしたいAtomのボタンなどを触ればMIDI CCやNoteが表示されます。
Generix Flexi OverView.JPG


マニュアルにはATOMの図があり全てのコントロール部とMIDI CCの表が見れます。Presonusに感謝です。
ATOM_Picture.JPG

Knobs.JPG

Knobs2_and_Buttons.JPG

PAD Banks_and_PAD Note Value.JPG

PAD Banks_and_PAD Note Value_2_.JPG

アサインする順番としては、ポップアップブラウザの挙動とか内容が難しい物を最初に行い、トランスポートのようなシンプル機能は後回しにした方がやりやすいと思います。
ポップアップブラウザ内の挙動が予測付きにくい箇所があるのと、アサインしているうちにあれこれ盛り込みたくなって増えてくるので(笑)
なので後回しになるほど色んなコマンドがアサインされてリストの移動距離が長くなり面倒になってしまう。
アサインや使い方はMossのサイトとGithubの説明、YoutubeのMossの作ったチュートリアル動画を見ると割と簡単に理解出来ました。

http://www.mossgrabers.de/Software/Bitwig/Bitwig.html
https://github.com/git-moss/DrivenByMoss/wiki
https://github.com/git-moss/DrivenByMoss/wiki/Generic-Flexi

分からない部分はKVRのコントローラースクリプトフォーラムでDrivenByMossを読んでいけば解決できると思います。

DrivenByMoss - Bitwig extension for lots of controller devices (and more)
https://www.kvraudio.com/forum/viewtopic.php?f=268&t=502948


最後にPresonus日本代理店の Atom製品情報リンクとPresonus本家のAtom製品情報リンクを載せておきます。

日本代理店の製品説明
https://www.mi7.co.jp/products/presonus/atom/
アメリカ本家の製品説明。マニュアルPDFも落とせる
https://www.presonus.com/products/ATOM


ちなみに自分のAtomはパッドバンク8の16パッドでポップアップブラウザを呼び出し、Columnを移動し、プラグインリストを選んで立ち上げるまでを設定してあります。

その設定中にうちのネコがAtomの上を強引に通行しパッドを踏みまくりました。
一瞬のうちにポップするブラウザ、、、勝手にロードされたANA1.5、、、

これはAtomを使ってBitwigのポップアップブラウザを呼び出し、VSTプラグインを立ち上げる事に成功した世界初のネコだと思うのですが、ネコはここまでやれる生き物だったのかと驚いています。
posted by nekokick at 15:25| Comment(0) | Bitwig Studio情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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