ANA1の時代はAnalog,Noise,Attackのコンセプトでしたが、ANA2になって音源方式の大幅な強化と使い勝手の向上が行われています。
ということで、最初にチラっと新機能について触れ、そのあとひたすらスクリーンショットを載せていきます。
Sonic Academy ANA1は種類豊富なオシレーター特性とフィルターとエフェクトによりEpicな音色もダーティな音色も得意ですが、ANA2では大幅に音源方式を変更しています。
OSCが6発あるのは変わりませんが1-3がWaveTable、4-6がSampler、と根本から変えています。
かなり膨大な波形が搭載されていますが新たに搭載されたOSCブラウザでとても見やすく表示され、OSCのカテゴリ別に選択しやすくなっています。
弱かったMODも強化され16スロット搭載。
中央のディスプレイでMODとMacroが16スロットずつ集中管理できるようになっており視認性と管理方法が向上しています。
ANAの特色の1つである自由に描けるG-ENVは3系統に増え、MOD ENVは4系統に強化。AMP ENVとFilter ENVと合わせ豊富に用意されています。
かなり機能が変わりまくっているのでANA1が好きな自分としては別物になったら困ると思いましたがそこも心配しなくてよさげ。
WaveTableなのでANA1時代のOSC波形も新ブラウザでわかりやすく選べ、過去の特色を維持したままANA2の新機能で現代的な音色作成が可能になっています。
WaveTableは他のシンセの波形も使えます。
Serum用に売られてる波形やSerumのデフォルトで入ってる波形も使えました。
格納ルールがあるのでただフォルダをぶち込むのではなく、適切な場所に入れないと変な鳴り方になるので注意が必要です。
そしてANA1でめんどくさかったプリセットブラウザも最近のプラグインと同様にとても見やすくなっています。
全体的に見て過去の良い部分は継承しながら音源方式を大幅に強化しつつ、GUIはユーザーにとって使いやすくなるようレイアウトを再配置し、細かい挙動がブラッシュアップされた印象です。
じゃあどこが変わったのかという部分をここからスクリーンショットで載せていきます。
まずメイン画面。
かなりすっきりして現代的になりました。OSC部の大幅な変化が目を惹きます。
各セクションでパラメータ表示が分かりやすくなってます。
WaveTable OSCのブラウザです。OSCのWaveformをクリックすると開きます。
6スロットのトップをクリックすると波形のカテゴリを変更できます。
こちらはOSC 4-6のSamplingOSCのブラウザ。サンプルネタを読み込めます。
強化されたプリセットブラウザ。
ANA1時代は機能最小限のブラウザでしたがANA2では各種カテゴリやジャンルでソートできRatingも付きました。
最近のプラグインの便利な部分はしっかり乗せてあります。
ANA2ではユーザー所持のWaveTableやサンプルネタを入れられます。
Serumの初期状態の波形も使えるし公式ユーザーフォーラムで配っているのとかも入れられます。
ただANA2はフォルダによって発音方式を変えているようなのでSerumのWaveTableはANA2の3D WaveTableフォルダに入れます。
画面中央のディスプレイでMODタブをクリックすると開きます。
MODとMacroで各16スロットずつ用意されています。
見た目Serumっぽいですね。つうかSerumを意識しまくりですね
MODマトリクスで使えるMOD SauceとTargetのリスト。 「OSC1」とか各セクションにポインタを合わせるとパラメータがズラズラと出てきます。
6発あるOSCのSolo Muteや音量を管理するOSCミキサーが付きました。
ANA1の時はOSCを切るのが面倒だったのでこれはうれしいですが、AvengerのようにOSCの近くにボタン付けてくれるととてもラク。今後のバージョンに期待。
ARPとChord Memoryが搭載されてかなり機能強化されました。
特定の鍵盤にアサインして指1本でコードトリガーしつつ右手でフレーズ弾いたりできます。
エフェクトセクションは固定だったのがInsertとSendに分かれ、なおかつ各スロットに入れたいエフェクトを選ぶ方式に変わりました。
SideChainも付きました。
EQはこんな感じ。
各スロットでエフェクトを選ぶメニューはこんな感じです。
右側のSendのセクションは2系統でここのエフェクトも自由に選べます。
ANA2のスキンはいまのところ2種類でこれはブラックバージョン。
ウインドウの大きさを75%から150%まで25%刻みで指定できます。これは125%です。
最後に自前のWaveTableやサードパーティーの波形を入れる場所。
Serum用に売られてる物を3D Wavetableのフォルダに入れたらちゃんと鳴りました。
波形はWaveTableとAnalogとDigitalの各種フォルダ別に認識してANA2側でアルゴリズム別に鳴らしている模様。
ブラウザをツリーにしてAdd Folderで波形のフォルダを指定するとユーザー波形がブラウザに表示されます。
これはSerumのWaveTableフォルダをそのまんま入れた状態。
Serum標準のWaveTableは手動で動かして3D WaveTableフォルダに入れる必要があります。
まだベータなので認識の仕方が厳格で、3D Wavetableのフォルダでもその中にさらにサブフォルダを作ったりすると鳴り方がおかしくなります。
ベータの現時点では3D Wavetableに波形単位で入れるしかないですが改良される模様。
ここから追記:
G-ENVのスクショを追加します。
ANA2になって3系統に増えたG-ENVですがエディット機能も充実させています。
自由にカーブやグリッドを書きやすくどのパラメータもモジュレーション対象にできます。
カーブにはプリセットも豊富に用意されていて実用性高いです。
パラメータや操作性的にSerumのLFOみたいな感じ。
右側に3系統あるエリアがG-ENVです。
四角いモニタのようなアイコンをクリックするとエディタに切り替わり広い画面でカーブを描けます。
右下のGRIDで枠の分解能を変えれます。
StepやSnapとRATEと合わせれば時間軸での管理も容易で様々な用途にいかせますね。
右上にカーブのプリセットを呼び出すメニューがあります。
ENVやLFOや不規則なカーブやステップシーケンス的なものまでいろいろ用意されています。
サイドチェインのカーブもプリセットに複数用意されています。
どこかで見たようなカーブがチラホラ(笑)
ワブルな人に適したカーブもあります。自分で書くのも比較的簡単にできます。
G-ENVで作ったカーブはほとんどのパラメータをコントロール対象にできます。
エディタから抜けるとこのように表示されます。
というわけでANA1では地味な機能でしたがANA2では自由度の高いエディット方式と豊富なパラメータで実用性の高い機能になっています。
これが3系統使えます。
SerumでLFOが自由にかけるのが便利ですよね。
ANA2でも似たような書き味の機能がついて複雑なモジュレーションも作りやすくなりました。
:追記終わり
ふーースクショ乗せる量が多くてめんどくさかったけどANAは好きなシンセなので頑張ったぜ!
まあベータなのでまだまだ不具合あります。整理しきれていない場所とかも。
あとプリセットのジャンル分けが変だったりしますがこれもまだベータなんでリリースまでには細部の修正が行われると思います。
今までのベータの履歴見るとかなり膨大な積み重ねで来ていたのでSonicAcademyの人たちはかなり真面目な人っぽいですね。
ベータ予告が何度も伸びまくったけど「これぐらいでとりあえずベータにするか」的な態度でなく機能修正にきちんと労力注ぎ込んでたんだなと。
最後にANA1の公式ページです。
ANA2の正式なリリースは不明ですが、SonicAcademyの人によると追加ライブラリはWaveTableとSample込みで提供されるだろうと話していたのでそこにも期待しています。
https://www.sonicacademy.com/products/ana


今のベータ版はバグありつつもリリースしても良いんじゃないかと思うのですがまだ時間がかかりそうです。
ベータだと音色作っても保存できないので早くリリースしてほしいと切実に思っています(笑)