2017年02月20日

Bitwig Studio 2.0 Beta3時点での感想

Bitwig 2.0のベータが進んでますが現時点での方向性とその感想です。
https://www.bitwig.com/en/bitwig-studio/bitwig-studio-2


まずBitwig 2.0になって何が変わるかという点ですね。
大量の新規デバイスが追加・強化
アナライザが搭載されEQなど各種デバイスに付与された
アナライザのレスポンスはとても良い
CVをオーディオインターフェイスより出力可能になりアナログシンセをコントロール可能に
MIDIに束縛されないためアナログシンセを高い解像度でコントロール可能
完全な新機能として画期的な形でモジュレータを搭載
ClipのFade搭載
VST3に対応
スマートツール搭載
プロジェクト管理機能
Visual Feedbackの強化
Remote Controlsによりマッピングが簡略化


まず新規デバイスが大幅に追加されEQにアナライザも搭載されました。
EQだけでなくMultiband FX3など各種デバイスに搭載されています。
これは待っていた人にはとてもいい形での実装ですね。

6C-Spectrum-Analyzer_C.png 4C-EQ-5_R.png 2C-Multiband-FX-3.png 4C-Resonator-Bank.png

アナログシンセサイザーをCVでコントロールする仕組みをのせてきたのは驚きました。
つうかオーディオインターフェイス使ってCV信号出してピュアなアナログシンセをコントロール出来ちゃうんですね。
Bitwig 2.0はハードウェアとの連携も強化されているのでアナログシンセの世界でも重宝されそうです。


個人的に重要な点として操作性の細かいブラッシュアップが行われている点です。
メニューの内容が更新されていたり見せ方が洗練されて触りやすくなっています。
自分はDAWの操作性を重視しているのですがBitwigは操作性を向上させることに強く拘っていることが感じられます。
ボタンやメニューの位置が整理されより分かりやすくなっていますが、このような操作性の追求は今後も随時行われていくと思われます。
操作性の合理化と直感性の重視はBitwigというDAWの信念というか開発ポリシーなのかなと。


メニューはこんな感じで変化しています。

Pianoroll_Menu.JPG

PianorollTools.JPG

Play_Menu.JPG



そして最大の変更点としてモジュレータとはなんだろう?という事になると思うのですが、これは簡単に言うと既存のVSTにパーツ単位で機能を付加できる仕組みだと認識しています。

https://www.bitwig.com/en/bitwig-studio/bitwig-studio-2/modulators.html
デバイスの頭をクリックするだけで手軽にパーツをガンガン追加して行ってVSTプラグインの機能を直接的に拡張できます。
このような形でモジュレータを搭載するのは全くの予想外で、他にはない画期的な試みだと感じました。
これ言葉で説明するより使ってみるのが早いんですがとても面白いです。
高度な機能にもかかわらず誰もが手軽に扱えるようになってます。
操作性の良さに拘っているBitwigならではの実装だなと。

動きも面白いんですよ。
Visual Feedbackの持つ面白さをかなり意識していますね。実用的なだけでなく楽しく使える。
このヴィジュアル特性は多くの人が面白さを感じられる物に仕上がっているんじゃないかなと。
Modulator_Zoo_6C.gif

で、このモジュレータとBitwigのラックって相性いいんですよ。
なんでかというとBitwigはパラメータの選別や拾い上げなどの事前の仕込みをしなくても、最初からプラグインの全パラメータが見れるので、モジュレータと連結させるのにわずらわしさがない。
ただ、モジュレータは現在の仕様ではポップアップブラウザに入っているので、いずれはモジュレータ専用のブラウザに変えた方がより直感的になるかなとは思っています。

それとRemote Controlsです。
これ旧Device Panel Mappingsなのでハードウェアから操作するためのセッティングなわけですが、手数減ってます。
パラメータをラックから持ってこなくてもVSTのGUIの中でツマミやフェーダーに触れば直接Remote Controlsに追加されます。
その後にマクロ登録とかも不要でその時点でハードウェアからコントロール可能です。
ちなみにSpire1.19だとこんな感じ。
鬼のように全パラメータマッピングされてます(笑)
Spire_RemoteControls.JPG


現在のベータ3ですが、自分としてはBitwigの進化が自分の好みで現状に対する不満はほとんどないか些細な物です。
しかし変拍子のような基本機能やフリーズは早くつけるべきだとは思ってます。
あとはFXBを直接開けるようにしてほしいかなと。

つうかBitwigは良くも悪くもほんと独自路線ですよね。
見た目的にLiveと比較されるのは避けられませんが、Liveとはコンセプトが違うという事に気付いてる人もそろそろ増えてるかなと思います。
初期の開発者のインタビューでLiveとは違う事がやりたくて独立したと言及していましたが、なるほどそういう事だったか、と納得できるような特性が見えて来たのではないでしょうか。

でもまだベータなんでちょっと荒っぽいというか、「取り敢えず乗せたので後で修正しよう」みたいな部分もあります(笑)
しかし基本路線としてはBitwig 2.0の独自進化はとても面白く、今後も期待できる内容であるなと感じました。


最後に、ベータ3までの時点ではプレミアバッジ所持者へのみ公開なので、リリースノート画像を載せておきます。
Bitwig2.0_Beta1.JPG

Bitwig2_Beta2.JPG

Bitwig2_Beta3.JPG
ラベル:Bitwig 2.0 ベータ
posted by nekokick at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | Bitwig Studio情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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