2016年12月13日

VengeanceからAvengerが発売になりました&クリスマスセールで20%安い@Vengeanceストア

去年よりKVRで話題になっていたVengeance製のシンセプラグインAvengerがリリースされました。
現在の1.0.24時点での感想です。

ちなみに端的に機能をピックアップした物はこちら。
「Vengeance Avengerについて現時点でのまとめ」
http://flstudio.seesaa.net/article/442660946.html




Vengeanceのこれまでの集大成と言える、機能の高さ、使いやすさ、即戦力な音色を持つAvenger。
公式の宣伝文を見てもダンスミュージックという枠で必要になる音は全て作れるようにしてやる!という意志が感じられます。
だからこそ多種多様な音源方式が採用されているのだろうなと。

音源はVAもドラムもWavetableもマルチサンプルも用意。
シーケンスも複数走らせる事が可能です。
エフェクトはEssential FX1・FX2から投入しています。 Vengeanceの持つ資源をみな投入しており統合環境としての側面が強いと思います。
さらにExpansionsでジャンルに的を絞った音色も用意され、特化型と万能型を両立しています。

基本機能は公式で確認するのが一番手っ取り早い。
KVRの公式がこちら
https://www.kvraudio.com/forum/viewtopic.php?f=1&t=467127
Vengeanceの公式はこちら
http://www.vengeance-sound.com/index.php


<統合環境>
Avengerは今まであんまり存在してなかった統合環境としてのプラグインです。
他にありそうでなかなか似たものは少ないのですが、統合パッケージとしてはMaschineが近いかなと。

Maschineがドラム製品側からの統合環境への取り組みで、Avengerがシンセ側から統合環境への取り組みかなと感じます。
両者とも、シンセ/ドラム、シーケンス、エフェクトチェイン、汎用性の高さを備えており、ジャンルに特化するのはExpansions、という方針が共通してます。
全く違う製品ですけど自分の中では扱う際の感覚がとても似ている。


<基本性能>
各セクションの 基本スペックが充実していますが、各セクションが1枚の中で見やすく配置されていて、
TABでモジュールを増やし尚且つドラッグ&ドロップで柔軟に組み上げていけます。
自由にモジュールを追加して行ける分、自分で音作るのが好きな人には評価が高くなると思います。

物凄く機能が膨大ですが全部覚えなければ使えないというわけではなく、自分の必要に応じて選べば良い形になってます。
TABとROUTEとModMatrixありますし。
最低限必要なモジュールは最初からTABにセットされてるので、一般的なシンセを使える人なら普通に使えます。
慣れてる人にとっては必要なパラメータが分かりやすく・使いやすく・見やすく配置されてると思います。
自由度が高いので初めてのシンセには全く向いていませんが、プリセットを音作りの参考にしつつ自分で学習するというのであればアリかも。
OSCの重ね方や波形の選び方やエフェクトとモジュレーションとARP・SEQが実践しながら覚えられる。


<使いやすさ>
操作性が良く細部までかなり気を配ってます。
ROUTEが複雑になりがちだと思いますが、右クリで各セクションのどこに紐づいてるかハイライト出来るのは画期的。
複雑で高度な機能を使いやすくしようという方針なんでしょうね。

ModMatrixは画面小さいのでSerumみたいにガバっと開いた方が良いかもと思ってますが、現状ではツリーみたいに閉じたり開いたりして対策するようになってます。
でも各モジュレーションが個別にオンオフ出来たり全てまとめてオンオフ出来るのは便利。
OSC別にARPを設定できるのも良いです。ARPのタブを開いていって、ROUTEでARP2、ARP3みたいに設定できます。

ModMatrix.JPG


<エフェクト>
Avengerのエフェクトは32種ありますが、Essential FX1、FX2から大量に投入されており、プリセット名まで同じだったりします。

32種類中7つはArtsAcousticから提供されており、頭にAAと付いています。
ArtsAcousticのリバーブは濃密ですね。そのうちクログレとか来ると嬉しい。

FX_Slot.JPG

Vengeance製のエフェクトは良い意味で荒っぽいイメージでダンスミュージックに向いてると思ってます。
例えばV-Verbは他の空間系と混ぜると粗っぽさが良い味になってアグレッシブな音になりますし、
Delayも帯域絞りつつフィードバック増やすとえげつない感じが得られます。

Avenger 内蔵のエフェクトを他のシンセでも使いたくなったらEssential FX1とFX2を買うのでもいいですね。
Avenger内だとパラメータが見にくいのですが、Vengeance Essential FX1とFX2自体はウインドウが十分広くパラメータも操作しやすいです。

FX1_FX2.JPG


<Expansions>
Expansionsですが、今回はAvengerのリリースと同時に3つのExpansionsが投入されました。
Future系とTrap系とEDM系です。

https://soundcloud.com/vengeancesound/avenger-edm-xp-demosong
EDMのExpansionsはいわゆるFestival系全般に対応した音で、Progressive HouseやBigRoom系などの音色もあれば、ダブステもあるし、Future House系や復権しつつあるWobbleなどもデモで聴けます。


https://soundcloud.com/vengeancesound/avenger-demo-futurechill-xp
Future ChillはそのまんまFuture Bass系ですが、Chillout系も含んでいるもよう。
サイドチェインやLFOのリトリガーで激しくダッキングさせたSupew SawやPluckが聴けます。
刻んだ声ネタとピッチシフトも拾われてます。


https://soundcloud.com/vengeancesound/avenger-demo-moombahtrap-xp?in=vengeancesound/sets/vengeance-producer-suite-2
TrapのExpansionsですが、Trapの中でもブラックミュージック寄りと、Festival系と、Future Bass寄りのジャンルがありますが、
どれもこのExpansionsで拾ってるようですね。これはありがたい。
そして808ベースもガツッと太い音が聴けます。
太くて荒いベースって上手く作るのはけっこう難しいので即戦力なベースがあるのは良いですね。


しかしExpansionsは正直高いですね(笑)
Vengeance製品はある程度年月経つと価格改定で少し安くなりはしますが。
(例えばPhalanx Premiumは279ドルから220ドルについこの間下がりました)
Avengerが浸透すればそれだけ多数のExpansionsも出てくるだろうからそこは楽しみです。
Avengerは複数の音源方式を採用してるので、提供スタイルも WaveTable自体やドラムキット提供に特化した物など、様々なパッケージが来ると良いですね。

ちなみにPhalanxeのExpansionsではベースやトラップも来てました。
Phalanx.JPG


Avengerは期待通りのプラグインだなと思う面と、もう少しブラッシュアップして欲しいなと思う面があります。
例えばOSCのWaveTableが多すぎて選ぶ際にめんどくさいので、OSCセクション専用のブラウザが欲しかったり。
WaveTableはもっと簡単にimportしたい
しかしまだversion1の製品ですので今後の機能追加に期待しています。
Avengerは基本性能が高く豊富なのでこれからの展開が楽しみです。

Vengeance製品群のセールですが、12月いっぱいは続くと思われます。
デモ版はほぼ製品版なのでデモで弄り倒せば自分に必要か不要かは見分け付きやすいですね。
という事でAvengerの感想でした。


Vengeanceの本家
http://www.vengeance-sound.com/index.php

KVRのAvenger公式
https://www.kvraudio.com/forum/viewtopic.php?f=1&t=467127

posted by nekokick at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ソフト・機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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